03-05.10,2023_韓国韓国・ソウル

 

会社の同期と韓国・ソウルに旅行に行った。私自身は大の韓国嫌いである。(韓国人が嫌いというわけではない、どちらかというと歴史や文化的背景に興味を持たず、表層的に韓国アイドルや、音楽(KーPOP)を好きといい、アホみたいに騒いでいる日本人が嫌い。)

 

なぜそんな興味も好きでもない韓国に行くことになったかというと、会社の同期とどこか旅行に行きたいといっていた際に、一番安く集まりやすいという点であった。同期みな各地に配属となり、アクセス面で都合が良かったというだけである。本当は山陰方面にて菊竹清訓設計の東光園に宿泊をしたかったのだが、札幌からの航空機代が10万円台とかなり高くついたため、「なら海外に行こう」となったのである。

 

上述しているのように韓国嫌いの私のため、そこまで今回の旅行へのモチベーションは低かった。流行りの韓国料理はサムギョプサルしか食べたことがないし、美容も興味なし、なんなら東京の劣化版程度としか思っていない。だが、韓国唯一の目的としてザハ・ハディドの建築が見たいということがあった。ザハは東京オリンピックスタジアムの設計が白紙となり、そのまま死去。もし新国立競技場がザハによる設計だったらどれだけの影響があるか想像容易い。(結果的に東京オリンピック新型コロナウイルスの影響もあり、不発に終わったのだが、わざわざ隈研吾設計のものを見に行く気にはならない)

そんな楽しみの中、仕事終わり深夜便で成田空港に向かった。深夜とはいえ空港には多くの人がいた。コロナウイルスによる海外旅行への解禁に伴い、多くの人が海外へ足を運んでいるようだ。搭乗する航空会社のチェックイン列に並ぶと、そこで「あ、俺、韓国向いてないわ」となった。思えば当たり前のことだが年齢層が若く(特に大学生と見られる)、みな一様に韓国好きそうな見た目とノリである。ルッキズムな私なのでここら辺は寛容に流していただきたい。

そして韓国への旅行は価格も安く、日本人が安心して旅行できる海外として海外旅行初心者にうってつけの場所である。いつもの通りリュック一つので旅行なので私は特に受託荷物もないのだが、往々にして「何日滞在すんねん」という大きなキャリーケースをもち、「あれは持ち込みダメだよ」「キャリーケースに入れちゃった」と長蛇の列の中、キャリーケースを広げ、荷物を整理している。「おいおい、やめてくれよ」と思いチェックインを済ませ、航空機の発着まで時間を過ごした。飛行時間は3時間程度と短く、すぐについた。(うん、日本と変わらない)

 

と、日本を出国するまでで長くかかってしまったが、結論から言うと楽しかった。基本的に若い日本人が好きそうな場所にはいかず、建築を見るために各地に行き、繁華街はご飯を食べるためだけに行っていたので、温度差のある人たちを見る機会は少なかった。そしてご飯時は値段も安く、普通に美味い。(日本でも食べられる味)アルコールも低価格でお通し?的な付け合わせも無料でいただけるので、かなりコスパが良かった。

こういった目的だけで海外旅行するならまた行きたいと思えるほどだった。ちなみに一番の目的であったザハ・ハディドの東大門デザインプラザはインスタ蝿どもがたくさんいたが、建築的には面白く夢のある設計だと思った。が、また行きたいかどうかは別、、、

最終日にはいわゆる普通の観光地にいった(名前は忘れた)、チマチョゴリという韓国の伝統的衣装を身につけた日本人(欧米人や、他アジア人もいた)がたくさんいて、やはり向いてないと思った。帰りに寄った市場でのご飯が一番美味しかった。

大して旅行の思い出はないのだが、久しぶりにあった同期たちはそれぞれ悩みを抱え、孤独のうちで奮闘していた。私も負けていられない。

とかなり前の出来事を書くことになったが、2024年は記憶を記録に残すことをここに宣言したい。

 

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