11.02,2023_積雪の高尾山

2023年2月10日、いつものように通勤電車に乗っていると、社内メールに「明日の積雪時の対応について」という題目でメールが飛び込んできた。

「ほう、明日は雪が降るのか、、明日は休みだし、なんの予定もないな、、良し、山に行こう」と即座に思いつき業務中に日帰り、1人で行ける(つまり電車でいくことが可能)な山を探した。というくらいに所属している室は緩い(ちゃんと仕事もしているぞ!)。

業務終了し帰宅をする頃には、予報されていたほど雪は降っておらず、次の日が暖かいこともあり、すぐ溶けるだろうと思えた。そうなると明日は朝早くから行かないと昼過ぎには雪が溶けてしまう。近場ですぐ行けるところ、そうだ高尾山に行こうと決めて帰路に着いた。

 

高尾山には過去に一度登ったことがあり(当時は山などにはそこまで傾倒しておらず)高尾山登山口まで電車で行き、登山口はどこかなと思いながらそのまま頂上に着いた記憶があり、行きたい山の中には少しも選択肢としてなかった。ただ雪のある山となっては話が違う。ただでさえ山のない千葉県に住んでおり、雪山というのは極めて貴重なのだ。SNSで#高尾山 と検索してみると予想通りちゃんと積雪をしており山好きの人がこぞって積雪の高尾山に訪れていた。久しぶりの雪山登山、そして初めての単独雪山登山に心を躍らせ、就寝した。

 

翌朝結局行こうとしていた時間より遅く起床し、慌てて電車に乗り込んだ。居住地から高尾山登山口までは約1時間半程度。中央線に乗り換えると登山に行くであろう格好をした人々がたくさん乗車しており、皆考えていることは同じだなと思った。駅に着くと老若男女多くの人がおり、雪山なのにスニーカーできたりと、高尾山の手頃さを改めて感じた。(もちろん高尾山とはいえ適切な装備をしていく必要があると思う。)

結局10時ごろより登り始めた。コースは6号路と言われる一番登山している感を感じることができる登山路とした。幸いにもちゃんと装備をした人だけがこのコースを選び、気持ち良く登ことができた。

前日の大雪もあって本当に都心から1時間程度で来ることができる世界なのかと感じるほど、幻想的な世界だった。標高もそこまで高くないため木々は青々しく、天気も良く白と緑がとても美しく写っていた。ただ気温も高く登山路の雪は次第に溶け始め泥混じりの悪路であった。

 

そこまで急登もなく、かといって楽でもない、そして沢登りもある気持ちのいい登りであった。(想定外の沢登りに靴の中は濡れた)

頂上に着くとメジャーな登山路からきた観光客の人も多く賑わっていた。展望台からは富士山を眺めることもでき、写真撮影と景色を楽しみ30分程度で下山を開始した。

帰りは4号路から下っていたのだが、日陰が多かったこともあり、滑る滑るで大変だった。チェーンスパイクを履けば滑ることはなく、一度滑ったのみで何もなく下山した。(これ、スニーカーの人は降りれないよな、、)

 

下山後は暖かいお蕎麦をいただき、駅に併設されている銭湯に行き汗を流した。

近場でこんなに満足感のあることも久しぶりの経験で、大変満足の山行であった。これからは高尾山も行き先の一つの入れてあげようと思えた。多分当分は行かないだろうけど。

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