30.10,2022_日光白根山

世界を混乱させたコロナウイルスは多くの人と同じように僕自身にも大きな変化を与えた。

 

それは登山という贅沢な趣味を教えてくれてた。最初は人のいないところなら遊びに行ってもいいだろう、という軽い気持ちから当時住んでいた近くにある筑波山に1人で訪れたのが意識的に向かった初めての登山である。

 

思えば本格的な登山と言わずとも"山登り“はしていた。九州の阿蘇山や福島の安達太良山などに訪れており、山から見る景色には大いに憧れを持ち、そして好きだった。そういった中でいった筑波山。コロナ禍ということなのか人は決して多くはなく、長年登山をしてきているご年配の方々が多かった。

何よりいいなと思えたのはすれ違う人との何気ない挨拶であったり、「後少しですよ、頑張って下さい!」という短い会話だった。必要以上に話す事もなく、誰に対しても(やはり人によってしたりしなかったりするが、してくれる人の方が圧倒的に多い」優しい声かけに僕はすごく暖かな気持ちになったのを覚えている。もちろん山頂から見える景色もそれはとても素晴らしい。

 

そんなこんなで僕は登山にハマっていった。

 

日光白根山(標高2,578m)は関東以北最高峰といわれながらも、かなり高いところまでロープウェイ(標高2,00m)でいくことができ、日帰りで下山可能といういうことで初心者ながらも登りやすいのが人気の理由である。(実は中学のキャンプ行事の際にも登っているのだが、当時は何も感じていない)

 

東京都内から同行者に拾ってもらい、関越道を北上し12時頃に登山口に到着した。登山道は比較的緩やかで最後に砂利道を登るので歩きづらかったのを覚えている。山頂からは南アルプスや富士山を眺めることができ、目下には五色沼を見ることができる。眺めはかなり良くこれが東京から日帰りで見ることができるのはとても贅沢である。

 

下山後はぎりぎりの時間でロープウェイの麓にある銭湯で汗を流し帰路に立った。

 

ある修士設計ではないが建築と登山とは似ているものがある(これについてはその方の作品を見るのが良い)だからこそこんなに惹きつけられるのかな、と思いつつ今では建築そっちのけで登山に勤しんでいるのではあるが。本当に登山は贅沢な趣味であり、僕の一生物となるような趣味になりつつある。

 

何より山頂で食べたカップラーメンが非常に美味しい!最高!

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