05.02,2022_那須塩原

会社の意匠設計の同期と栃木の那須塩原

ずっと行こうと言っていた石上純也設計の水庭に見学。隣接しているレストランのランチコース付きで訪問。学部生の頃の非常勤講師にランドスケープは建築より難しいと教わっていたが、やはり難しい。建築は建設した瞬間から大きく形態が変化することはないし、人を相手にするので、ある程度設計者の想定の範囲内で行為が生まれる。

しかし、ランドスケープ≒風景の構築(個人的解釈)は相手がもちろん自然相手なので、刻一刻と常に流動的に変化している。批評者(訪問者)が訪れるたびに姿、形は変化し、与える印象も固定的なものではない。そもそも感性的なものに正解はないんだろうけど、いわゆる模範解答的なものすらもランドスケープは不明瞭だなと。

だから教養として色々なランドスケープ作品も見に行くけど、本当にこれがいいのかと、毎度わからない。

今回の水庭は新緑の生い茂った写真が一般的だけど3月の雪もなく、緑が生い茂っているわけでもない、いわゆる微妙な時期だったけど、これはこれで閑静というか、わびというかが感じれてよかった。

ただビオトープの水量をコントロールしている配管が見えてしまっている(隠していたものが見えてしまっていた)という点は一般的にはがっかりとするのだろうけど、個人的にはこういう風にしてるんだっていう学びの方が多かった。

にしてもある程度の金額を払わないといけないと入れないから無駄に人もいなくて、すごくよかった。

f:id:atsushi-takanashi:20220503081511j:image