03.11,2022_広島

かなり久しぶりになる。というのも一級建築士の試験を受けていたから、結果はまだわからないが、とりあえず解放された!という嬉しさから試験後の休日は常にどこかしらに行ってた。

 

本当は他のところも行っているのだが、なによりこの気持ちを早く言語化したいと広島の旅行について筆を走らせる。

 

11月の連休(正確には中日を有休にして)に初めて広島に訪れた。初日は羽田空港より広島空港へ向かい、そのままの足で宮島を訪れた。さすが日本三景の一つであり、このご時世ながら多くの人がいた。(立ち寄った広島市ないのお好み焼き屋さんの人が言うには、それでもまだまだ少ない。とおっしゃっていたのだが、、)

 

宮島は本州のフェリー乗り場から10分ほどの船行でいける、修学旅行の学生から若いカップル、熟年夫婦から外国人旅行者、本当にいろんな人がいた。

毎度のことながら私は1人で訪れていたためスルスルと人混みをかき分け厳島神社境内は入った。改修工事も終わりに目処が立ったようで、午前中のみ海上に浮かぶ大鳥居をくぐれるようになっていた。(訪れた時間は干潮で海に浮かんではいなかったのだが)

あまり心に響くものがなかった、寺社仏閣への知識がないこともあるだろうが、やはりあまりにも観光地がされ過ぎていた。それに壊れかけている鳥居の工事も現代の塗料が使われ、生コンが充填されと、ただの死んだものの延命ではないかと。古くより鎮座してきたものを未来に残そうとする気持ちもわかるが、物質である以上時間と共に朽ち、存在がなくなるのはしょうがないのではないかと、当時建立した人々は確かに未来永劫の存続を願ったかも知れないが、本当に同じ姿で、残るとは思えもしないだろう。

やはり煌びやかなものが朽ちていく姿にもある種の美学を感じる。人が生まれて必ず死ぬように。

人気の観光地に行くと毎度こういった葛藤を覚える。あまりにも表層的で、短絡的な消耗をしている姿に。

 

ただ宮島名物の穴子丼は美味しかった。

 

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